鷲のブログ

どうも、コミュ障です。

メリットの法則

 

 

メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書)

メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書)

 

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久しぶりに新書を読んだので書評を。

この本ではタイトルにあるとおり、行動分析学の解説本である。

行動分析学といって最初はピンとこなかったが、具体例が豊富に記載されていたことと基本原則が少なかったことからすんなり頭に入ってきた。

 

人はある行動をどのようにとるのか、それには好子と嫌子が関係している。

好子・・・自分とってよいこと

嫌子・・・自分にとって悪いこと

くらいに捉えておけばいいが、そこには4つのパターンがある。

①ある行動をとった結果好子が発生する。

例:客にクレカを勧誘したら、契約してくれた。

②ある行動をとった結果嫌子が発生する。

例:認知症の高齢者に投資信託を勧誘して、その息子に怒られた。

③ある行動をとった結果好子が無くなる。

例:twitterで彼女ができたとつぶやいたらリムーブされた。

④ある行動をとった結果嫌子が無くなる。

例:カビ臭い部屋の窓を開けたら、匂いが消えた。

 

このように行動には常に好子か嫌子がつきまとう。これを行動随伴性という。

生活をする中で人は①④の行動をよりとるようになり、②③の行動をとらなくなるようになる。

しかし、好子と嫌子の定義は主観的に決まってしまうことから客観的にみると悪い方向に向かうことがある。

 

例えばいじめられっ子は、

・学校に行くといじめられる→学校を休む→いじめられない

という行動をとってしまうことがしばしばある。

これは④嫌子の消滅であり、本人にとっては良い事である。しかし両親や世間一般の常識からは悪いことにあたる。

しかし本人は好子が強化される上記のような行動をたくさんとるようになる。

その結果、両親等は何も手を施さなければ、引きこもりに発展する可能性もある。

 

だから自分の行動を客観的に見直して、その行動によって得られる好子は客観的にみても正しいのか吟味していかなけばいけないのだ。

自分の場合だと

・飲み会に行っても誰も話しかけれくれずぼっちになる→飲み会に行かない→ぼっちにならない

で④嫌子は消滅するが、このままいくと友達もいなくなるし、仕事だったら出世できる見込みは低いので客観的によくない。

したがって

・飲み会に行っても誰も話しかけれくれずぼっちになる→自分から話しかける→ぼっちにならない

という行動に変えていかなければならないのである。

逃避行動で心の安定を得ていないか、セルフチェックをしていく必要がある。

 

またエクスポージャー法というものもあり、苦手な行動を敢えて起こすことで苦手意識をなくすという方法もある。

 

よくまとまらなかったけど明日が仕事なのでこの辺にしておきます。

もうちょっときれいにまとめらんないかなー(・ω・)